Qスイッチルビーレーザー

境界明瞭な色素斑がきれいにとれるレーザー

Qスイッチ・ルビーレーザー(波長694nm)は皮膚内部のメラニン色素を最も効果的かつ安全に反応・分解することができるレーザーです。超瞬間的に照射されたレーザーは周辺組織のダメージを最小限に抑え、シミやあざのもとであるメラニン色素のみを破壊します。反応したメラニン色素は徐々に分解、吸収されていきます。照射部位は徐々にかさぶた状になり、7~10日程でかさぶたが自然とはがれ落ちます。当レーザーは承認医療機器であり、疾患の種類によっては保険適用になります。

当院のQスイッチ・ルビーレーザー「nanoQ」は、ルビーレーザーの中で唯一の日本製レーザーで、日本人に適したマイルドな照射が可能です。特徴は、照射時のエネルギーが均一に照射でき(トップハット型)、照射後の色素沈着のリスクが少ないことです。

適応

・しみ(老人性色素斑)
・ADM(遅発性太田母斑様色素斑)

治療の流れ

医師の診察により、この治療に適した疾患かアドバイスをさせていただきます。

この治療がよい場合、「医師施術のQスイッチ・ルビーレーザー」でご予約をお願いします。
事前に麻酔クリームをご希望の方は予約時にお知らせください。
他の美容治療と同日で行うこともできます。

予約日に来院後、照射部位のメイクを落とします。(すべて当院でご用意しています)

診察室で医師が照射します。
痛みはごく軽度なので、麻酔なしですぐに照射できます。
痛みを感じやすい方や、ADMの方は事前に麻酔の外用をすることができます。

照射部位に透明のテープを貼って治療は終了です。
テープは透明なので目立ちません。
テープの上からメイクができます。
1週間は貼付してください。

照射後2週間前後で、治療経過の確認のため診察をお願いします。

治療成功のコツ

Qスイッチ・ルビーレーザーは最も色素斑が取れやすいレーザーですが、日本人では70%に一過性の炎症後色素沈着(PIH)が起こることが知られています。 一方、IPL(Pフェイシャル)はPIHがほぼ起きないため、PIHが心配な方にはPフェイシャルの治療をお勧めします。

当院では長年PIHがおこりやすい他のレーザー治療を行ってきましたが、治療の工夫でPIHは起こりにくくなると考えています。
その方法をいくつかご紹介いたします。

    • レーザー治療前にシナール・トランサミンの内服と、皮膚の刺激をマイルドにコントロールしたトレチノイン・ハイドロキノンの外用療法を1カ月以上行う。
    • 治療部位のテープ交換数をできるだけ減らす。
    • 炎症を抑えるためのスキンケア指導。
    • ミネラルパウダーをパフでおくようにのせるメイク指導。
    • 抗炎症、抗酸化作用のある内服の併用。(なかでも漢方薬は強い抗酸化、抗炎症作用があります)
    • 照射方法の工夫

施術時間

治療時間は約5分~30分です。

治療費の目安

長径1センチのしみ \11,000(治療回数1~2回)
両頬のADM \27,500~(治療回数3カ月ごとに3~5回)

施術料金

Qスイッチルビーレーザー
¥3,300~
(オプション)麻酔クリーム密閉療法
¥1,100
(オプション)麻酔テープ
\330
(オプション)透明テープ(治療後1週間・上から化粧をしていただけます)
1枚 \330
(オプション)透明テープ(治療後1週間後も保護したいとき)
1枚 \330

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