2016年4月16日
こんにちは!看護師の佐藤です。
桜も見頃を終え、散り始めていますね。
先日「桜の美容効果」についてお話させていただきました。
みなさん、桜の木の皮が生薬に使われていることご存じですか?
今日は「桜皮」についてお話ししたいと思います。
みなさん、ニキビにお悩みの方もいらっしゃると思います。
女性が思春期を過ぎてもニキビが治りにくい原因として①性ホルモンのバランス②活性酸素の上昇があります。
そこで①性ホルモンのバランスに対応できる可能性のある「桜皮」という生薬についてお話しします。
「桜皮」は桜の樹皮のことです。
この桜皮の成分が女性ホルモンである”エストロゲン様作用”をするということが知られています。
★エストロゲン様作用★
○コラーゲン繊維の合成
○表皮・真皮のムチン類(たんぱく質の一種)の増加
○皮脂分泌のコントロール
などの作用があります。
これらのエストロゲン様作用がニキビの改善に深く関わっています。
この桜皮の抽出エキスを含んでいる生薬がクラシエの十味敗毒湯です!
漢方は長く飲まないと効かないというイメージがあると思いますが、実際は1・2包飲めばすぐに効くという切れ味のよい処方も複数あります。
当院に通われている患者様でもこの十味敗毒湯を内服しニキビが改善したという声をよくお聞きします。
②活性酸素の上昇についてはストレスのマネージメントが大切です。
ストレスが溜まり活性酸素が上昇すると体にさまざまな不調をきたします。
そのため、皮膚の出ている症状を改善する他に、体質を改善していくことも大切です。
桜皮エキスが含まれる十味敗毒湯には抗酸化作用もあるため、活性酸素を抑えることができるそうです。
実はこの活性酸素と抗酸化力、当院で測定することができます!!
気になる方、一度ご自身の酸化ストレスを測定してみるのもいいかもしれませんね(^^)
お話長くなりすみません!
私自身、桜は癒しのほかにこれらの作用があることに驚いたのでお話しさせていただきました!
2016年4月12日
こんにちは!看護師の佐藤です。
先日”糖化”について少しお話しましたが、今日は少し詳しくお伝えできればと思います。
「糖化」は肌を黄くすみさせて、ハリや弾力を低下させるエイジングサインです!
糖は体のタンパク質に沈着します。
糖とタンパク質が加熱されてできたものを終末糖化産物(AGE)といい、
老化を進める原因物質とされています。
体に取り込まれたAGEは、体の中である程度分解されますが約7%は蓄積されます。
一度糖化してしまうと体から抜けないため、くすみなどの原因となるのです!
糖化には様々なものがあります。
・コラーゲンの糖化
肌の張りと弾力性を低下させてたるみやくすみの原因に。
肌が黄色くくすんだり、乾燥する
・骨のコラーゲンの糖化
骨の強度を劣化させ、骨折しやすくなる
・体の糖化
メタボや糖尿病に
など一部を紹介させていただきました。
そのため、AGEを溜めない生活をすることが大切ですね!
○食べる順番の工夫
食物繊維→炭水化物の順番で摂取すると糖質の吸収をやわらげてくれる効果があります。
○よく噛んで腹八分目
早食いをすると急激に血糖値が上昇し体内に血糖が溜まる原因に
○清涼飲料水やお菓子類の摂取を控えめに
人工甘味料の入ったものは急速にAGEを作ってしまいます
食べるなら食後に軽く食べることをオススメします!
☆血糖値が急激に上昇すると糖化が進みます!
食物繊維から先に食べて血糖値の上昇をゆるやかにしましょう!
グレープフルーツはクエン酸・食物繊維が多く含まれているため血糖値の急上昇を抑えてくれる働きがあるようです。
当院のスタッフでも食前にグレープフルーツを口にしているのを見かけます(^_^)/